
クイヒーの基本について
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アーチャークイーンにヒーラーを4~5体を追従させて進行する戦術の総称を「クイヒー」といいます。
特徴は「ヒーラーの回復効果を利用した持続可能なヒーローの強さの行使」することです。
アーチャークイーンはDPSが高いヒーローなので、圧倒的な攻撃力で相手の配置を蹂躙することができます。うまく使えるほど多くの配置への対応ができることが利点の戦術です。
また、様々なユニットと使えることで配置に合わせたユニットの使い分けができる柔軟性も兼ね備えています。それ故に使い手の技量が問われるため、クイヒーが失敗すると戦術自体が総崩れしてしまう大きな欠点があることを理解しておきましょう。
歴史のあるクイヒー戦術ですが、クイヒーを主体に戦う日本チームが世界と対等して頂点を上り詰めた過去があります。
現在では英名で「Queen Charge」略して「QC」と呼ばれていますが、昔は旧名で「Queen Walk」略して「QW」として知られていました。旧名を冠して「QueeN Walkers」というチーム名で世界をまたにかけた激闘を繰り広げていたのです。
そんな屈強なメンバーの一部は、現在「NAVI」という海外のプロチームとして大会やレジェンドリーグで活躍しています。
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とある国ではクイヒー特化の育成方法をするほど、戦術としての強さが高く評価されていることを知っておきましょう。
他のヒーローとは一線を画す高い攻撃力で持続的に攻撃できるため、アーチャークイーンのレベルだけが異様に高い相手と出会ったときは、クイヒー軸で村を強化している人だと思ってください。
ヒーラー数 | 回復効果 |
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1~2 | 100% |
3~4 | 90% |
5 | 70% |
6 | 40% |
ヒーラーの回復量は、回復対象に対してヒーラー数に比例して回復効果が減衰します。そのため、ヒーラーのが数が多ければ良いというわけではありません。
最大の回復効果が4体ですが、3体と4体では回復効果に差が開いてしまうため、回復量が減衰する最低数の5体を採用することが一般的 です。ヒーラーが3体以下になると防衛設備2施設からの攻撃でも回復が苦しくなりやすいことも忘れないようにしなければいけません。
説明に困ったときは、ヒーラーの数に回復効果の数値を掛ける(×)と説明しやすいです。数が多ければ強くなるとゲームバランスが崩れてしまうため、ヒーラーを6体以上でヒーローを回復させないようにしましょう。
フローズンアロー |
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クイヒーをするのであれば、「フローズンアロー」は必須級の神器です。その理由は、複数の施設から攻撃される弱点を「火力とスローダウン効果」でねじ伏せることにあります。
ダメージの減少とDPSの上昇を装備一つで解決できるクイヒーのための装備なので、レベルが高いほど確定に影響する重要な装備です。
ヒーラーにレイジを使って回復量を上昇させたり、フリーズの呪文で防衛設備を止めて立て直すことが一般的な手段とされていますが、数秒粘る(攻撃に耐える)だけで呪文を使わなくても済む可能性が生まれます。
インビジブルの薬 | フローズンアロー |
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クイヒー系の「ディガホグ」や「ラヴァル」などを使うのであれば、アーチャークイーンの生存力と処理能力が求められます。最低でも【インビジ薬×フローズンアロー】の組み合わせを用意してください。
“スローダウンによるダメージの軽減” と “その場で透明化して立て直せる” 能力の組み合わせが安定した強さを発揮することが可能です。
これら2種の装備は『クイヒー装備の王道セット』のようなものなので、もしもクイヒー戦術に興味を持ったのなら用意しておいたほうがいいかもしれません。
弱くて練習にならない | 始められる環境が整う |
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最低でもTH8から始められる戦術ですが、本格的な環境と条件が異なる環境です。使い方を覚えて上手くなりたいと思うのであれば、最低でもTH11から始めることをおすすめします。
装備の最大レベルや必要なユニットが不足しているため、雰囲気で弱い村を攻撃するだけの経験しか得ることができません。また、きちんと基礎を学ばないと逆に弱くなってドラゴン戦術以下の結果になることがあります。
クイヒー戦術の基礎は古来から大きく変化することがない戦術でもあるので、古い動画を参考にしても問題ないことが歴史ある戦術の利点かもしれません。
WB | スニゴブ |
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レベル7まで研究 | レベル7まで研究 |
通常ユニットを主体としたクイヒー戦術のお供は、主に手軽な壁開けWB「スーパーウォールブレイカー」とサイドカットのスニゴブ「スニークゴブリン」です。
代表的な “クイヒーディガホグ” や “クイヒーラヴァル” をするときは、ユニットの収容スペースが不足して最低限のユニットでクイヒーをしなければいけません。
少ない枠数で実現できる候補として選ばれやすい ので、研究して自分のTH帯で使えるレベルまで上げておきましょう。
グランドウォーデン | エターナルトーム |
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普通にクイヒー戦術をするだけでは、時間切れになって相手の村をすべて破壊することは不可能です。※ 壁で進行が止まらない配置は例外
一般的な配置をクイヒーのみで相手にすることを前提とすると、3分で40%以上の破壊率を保証してくれるため、残りの施設をメインユニットで処理すると考えてください。
残り60%の施設をユニットで処理することを想定して、残った施設を安定した数のユニットで「時間切れにならないように」処理していかなければいけません。
どのユニットを使用するかは戦術で変わりますが、どのユニットを使用するにしても 【ユニットが安定して破壊率を伸ばす】 ことが重視されます。低TH帯では、ユニットのパワーが高いので簡単に押し切ることができて経験の質が悪くなりやすいです。
将来的な戦術の流れと成功パターンが再現しやすい「グランドウォーデン」と「エターナルトーム」を使って、メインユニットの進行をサポートできる最低限のTH11環境になってから始めたほうが変な癖が付かずに身に着けることができます。
クイヒー戦術が破壊率を伸ばして成功させるには、アーチャークイーン本体と装備のレベルを除くと 上記3点 にまとめることができます。
基本的な内容かもしれませんが、失敗すれば戦術が失敗する可能性がある ことを忘れてはいけません。アーチャークイーンにヒーラーを付けるだけで成立するほど簡単な戦術ではないため、その時々の状況にあった対応が求められる繊細な戦術です。
TH帯が低いほどユニットの強さやヒーローのレベルの高さが際立ってしまい、雑になったりしてもでも成功してしまうことがあります。そのような経験を積んでTH帯と難易度が上がると、気付いたころにはクイヒー以外の戦術よりも成功率が低くなっているかもしれません。
クイヒーを始めた時の最初の目標は「クイヒーが最後まで生き残ること」です。そのために何をすればいいのかを考え、進行ルートを見つけられるようになるところから始まります。
レイジ | フリーズ | ポイズン |
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回復量の増加 | ダメージを減らす | 援軍処理 |
クイヒー戦術で基本的に使われる呪文は、まとめると主に3種になります。
「レイジの呪文」は、一般的なユニットを使った戦術とは異なり、ヒーラーを巻き込むようにして使うと回復量を増加させつつアーチャークイーンの攻撃力を上昇させることが可能です。
「フリーズの呪文」は、アーチャークイーンやヒーラーがやられないように使うことが一般的です。重要な場面で使うことが多くなるので、ヒーラーがやられないように使うことが多くなります。
「ポイズンの呪文」は、配置の中心部に近づくことで防衛援軍を処理することになりやすいため、必ず採用することになる重要な呪文 です。慌てて使う人が多いですが、引き付けてから使うことを意識すると失敗しにくいです。
クイヒー戦術で最も多い失敗は「時間切れ」です。
コツを掴んで慣れ始めると本当におもしろくなる一方で、クイヒーにばかり集中して時間の管理を忘れてしまうことがあります。この辺りの管理はメインユニットによって変わるため、しっかりと練習をする中で感覚を掴んでおいたほうがいいです。
大体の戦術の目安は 1分30秒 までにして、ユニットの展開を始めることを意識しましょう。うまく感覚を掴めるとタイミングがわかるようになるので、ここだけは体験した回数で身に着けるようにして経験を積んでください。
クイヒーに関しては、文字や動画などで知識を得る以上に 自分自身が実際に使って得た経験がハッキリと結果に出てくる戦術 です。
配置や戦術に合わせて使い分けられる反面、使用者の技量が問われる戦術となります。TH帯が高くなるほど難易度が上がるので、自分なりの戦術の答えを導き出して相手の村を全壊しましょう。
もうラヴァルと一緒に古の戦術になりつつありますね…