2025年の旧正月イベント「スネークフェスティバル」で実装された新装備「ヘビのブレスレット」の性能と評価についてまとめました。入手するか検討している人や強化するか悩んでいる人など、参考にしていただけると幸いです。
悪いことは言わん。 鉱石は大切に使いなさい。 | ![]() |
ヒーロー装備は「装備との組み合わせ」や「ユニット編成」によって、強さや使い方が異なる戦闘要素です。装備の強さを「どのように感じるかは個人差が出てしまう」ので、管理人の評価として御覧ください。
この記事は、ヘビのブレスレットが実装して間もない時期の評価になります。
内容がかなり長いので時間がない人は最後まで飛ばした後に、アンケートにご協力ください。(アンケートはイベントに合わせて終了します)
※ 可能な限り可能性を追求しましたが、ライトユーザーである管理人のレベルでは強さを引き出すことは不可能でした。
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バーバリアンキングの3つ目となるスーパーレア装備として、ヘビのブレスレットが実装されてしまいました。
この記事は、前回の『エレクトロブーツの性能と評価』のアンケート結果を見て、性能と評価の第6弾を作成しています。
前回のエレクトロブーツでは、下方修正を見越して「他のヒーローの装備が弱いなら優先度を下げてもいい装備です。」と記載しました。
今回の ヘビのブレスレット は、人によって「強さの基準」が大きく変わる装備です。
あえてお伝えしますが、管理人評価は【装備を入手しない人がいてもおかしくない性能】という結果でまとまりました。
スパイクボールを持っていない初心者は「スパイクボール」を交換してください。扱いにくい装備を交換して強化すると貴重な鉱石を無駄にします。
![]() ▶ ヘビのブレスレット |
![]() (召喚できるヘビには上限がある) |
ヘビのブレスレットは、発動条件が「ダメージを受ける」ことで初めてパッシブ効果が発動するため、これまでのヒーロー装備と比べて致命的な欠点があります。
それは、バーバリアンキング本体の高いレベルが求められることです。
これまでのバーバリアンキングの装備は、能力を発動することで自身か周囲に確定した影響を与えられるだけの効果を発揮できました。しかし、ヘビのブレスレットは「ダメージを受ける」ことが発動条件となります。
防衛設備の射程圏内に入ってダメージを受け続けないと蛇を召喚できないため、それ以外の条件下にあるエターナルトームの効果の「無敵」など、ダメージを受けられない状況が成立した時点でヘビが召喚されません。
最大召喚数が決まっていながらダメージを受けないと蛇を召喚できないということは、壁の奥にある「攻撃してこない施設」とバーバリアンキング単騎が残ったときに、本体のレベルも高くなければ時間切れになってしまう可能性があるということです。
既に攻撃を受けてヘビが玉切れになった時点で可能性が絶たれるため、ユニットが生き残る可能性も考慮すると、任意のタイミングでぶっ転がせるスパイクボールのほうが強くなりやすい結果になるかもしれません。
受けたダメージを回復することが前提に設計されているようにしか思えない性能となっているため、必然的に吸血ヒゲとしか組み合わせることができない汎用性皆無の装備となっています。
ヘビ | 可能性① | 可能性② |
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バーバリアンキングがダメージを受けることで召喚されるヘビですが、装備のレベルによって強さが変動するため 中途半端なレベルで装備が使えない仕様 となっています。
また、検証した段階での条件が「受けたダメージの総量」によって召喚されるヘビの数が決まるかもしれません。おそらく、バーバリアンキングのHPに対して一定の割合で召喚が決定されている可能性があります。
この条件だった場合、バーバリアンキングのレベルが低いと召喚上限までに本体の回復が間に合わず攻撃に耐えられる時間が短いため、大量のヘビが出たとしてもヒーロー本体がいなくなることや装備自体が弱いと金庫やエリクサータンクを処理できないヘビが湧くだけです。
可能性として、大量のヘビを召喚した後に呪文の力を借りて戦術的な運用ができるかもしれません。
この装備をわざわざ強化して、そこまでする価値があるのかを問われると返答に困りますが、戦術ゲーとしての最低限度の可能性をわずかに秘めていることだけはお伝えしておきます。
最強伝説? | 外周処理専門 | 最高の相棒 |
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公式が言うには「吸血ヒゲは一部の熱狂的なファンがいる」ため、今回のヘビのブレスレットをみてファンは大いに喜んでいるかもしれません。ただし、外周を歩かせるにしても必ず装備するほどの性能ではないことが事実です。
大量にヘビが出てくるため、進行方向に対してヘビが先行してトラップ解除やターゲットを取れることがメリットになります。
高TH帯のマルチアーチャータワーには強くなれますが、跳弾大砲に対してはヘビの死骸を積み重ねることになるので必ずしも強い装備というわけではありませんでした。
ヘビとフロストマイトのコンボで物量を生み出し、外周カットをしながら破壊率を伸ばす運用が最適な使い方になります。吸血ヒゲを使った単騎外周処理運用以外での答えが見つからず、この運用が必ず強いわけではないことだけがネックです。
エターナルトームの無敵との相性も良いわけではないため、吸血ヒゲの回復効果と合わせるなら「外周処理専門」と割り切って使った方がいいかもしれません。
中心部の高火力に対応できるほど、性能面でのパワー不足が目立ちます。
TH14以下のラッシュ系陸戦術では活躍できるかもしれませんが、どうしても【レイジ×ガントレット】や【クエイク×ボール】の圧倒的な破壊力と比べると劣ってしまうのでおすすめできるほどの装備ではありませんでした。
【黎明期最強】 レイジガントレ | 【公式認定】 無敵のコンボ | 【新装備】 ヒゲスネーク |
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第一世代 | 第二世代 | 第三世代 |
これまでのバーバリアンキングの装備は、第一世代と第二世代の装備が時代を築き上げ、スーパーレア装備が必須のヒーローであることを証明してきました。
ノーマル装備と組み合わせた運用は、世界大会で圧倒的な使用率を誇りながら多くのユーザーの装備強化の指針としての効果も発揮しています。
しかし、今回のスーパーレア装備は選ばれた人の中からさらに人を選ぶような奇特な見た目と性能をしているため、比較的ニッチなユーザー層にしか好まれない性能です。
仮に強さが認知されたとしても、多くのユーザーは装備を強化するために必要な鉱石を確保できない致命的な問題があるため、強化までに手が伸びる人は多くありません。(外周処理はユニットや突破兵器で代用可能)
バランス調整以降の装備事情に不安を残す形で実装されてしまったため、強化する人や装備自体を獲得する人の数は「ラヴァルーン人形」と同様に低くなることが予想されます。
外周処理 | 汎用性 | 相性最悪 | 可能性 | 可能性 |
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ダメージを受けなければヘビが召喚されないため、配置の中心部に向かわせたとしても防衛設備のターゲットをバーバリアンキングが引き受けるとは限りません。
ユニット編成によって使い分けが考えられるので、その辺は試行回数を重ねて各自の最適解を導き出してください。
ヤクやユニコーンも可能性を秘めているので、選択肢に入れていただけると喜ぶと思います。※ ヘビが喜ぶとは書いていない
TH14では、外周処理でユニコーンを選ぶと不死身のキングが爆誕するかもしれません。
TH17の人は『2月のアップデート』で新ペットの実装による可能性も頭の片隅に入れながら、ヘビのブレスレットを強化する度胸があるかを検討してみてください。
スパボ | スパネク | 槍投げ | 化け物 |
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どの戦術でも外周の施設処理で使えますが、特に強いのは「既存の戦術の投下兵舎の枠が変えられる」ことにあると考えています。
トラップ解除とタゲ取り性能が高いため、外周部からヘビを壁を越えて内側のユニット部隊に合流させて本体に合流させられることが強みです。(強いとは言っていない)
陸戦術での外周処理では強く立ち回れることがありますが空のドラゴン系戦術では、ヘビがスケルトントラップの誘発をして邪魔をしてしまう可能性があります。
ドラゴン系戦術の外周処理を優先する場合、スパイクボールを蹴っ飛ばす位置次第では対空砲も処理できるため、このあたりの加減は「好み」が人によって色濃く出る部分になるかもしれません。
絶大な強さを誇る最強戦術「単独キングカット」ができなくなるため、サイドカットの選択肢が「オデヒー」「ファイアボール」「ロケットスピア」「エレクトロブーツ」などに限られてしまう欠点が痛手です。
無難なカット方法として、突撃艦イエティが簡単な手段になると思われます。
中心部に入れた場合も弱くはありませんが、どうしても先行気味になって壁の奥にある防衛設備に撃たれてジリ貧になってしまうことが多かったです。
ルートライダーの後に続くように使う分には進行ルートを確保できますが、壁を叩くことを前提にするなら ヤク と本体のレベルが高さが求めらえます。
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汎用性 | 〇 | ◎ | × |
能力の強さ | ◎ | 〇 | △ |
ブースト性能 | 〇 | 〇 | △ |
装備単体での強さは、アクティブ能力とパッシブ能力で変わります。
アクティブ能力は、能力を発動させることで強力な効果をを発揮することが可能です。しかし、ヘビのブレスレットのようにパッシブ能力効果は常に効果を発動しているので効果が控えめな性能をしています。
【ジャイアントガントレット】
装備だけで効果時間を最大限に発揮するには、レイジ薬のような「限られた時間」に効果を重ねて発揮しやすい装備が適しています。活動タイミングと状況次第では最高の結果か最悪の結果になるかもしれません。
【スパイクボール】
装備のレベルが高いほど装備単体としての効果が強くなり、どの装備と組み合わせても確実な効果を発揮します。世界的に有名なハーランドとの友情コラボ装備は伊達ではありません。
【ヘビのブレスレット】
装備単体で効果を発揮できるにもかかわらず、効果を発揮しても影響力が高TH帯になるほど低くくなります。大きな効果や成果は期待できませんが、吸血ヒゲの回復効果があって初めて外周処理専門の性能が完成されます。
最も正しい選択 |
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この装備を使わないことです。 使うならレベルが本当に必要な装備です。 |
この装備でなければいけない場面が本当に少ししか見つけられませんでした。
どういうことかというと、ヘビのブレスレットを使って強い既存の戦術は、ヘビのブレスレット以外の装備を使っても強いということです。
キング単騎が残った時点でヘビの残弾数が残っていれば破壊率が伸ばせる可能性がありますが、高TH帯ではキングを犠牲にしてでも強力な防衛設備を処理したほうが戦術の成功率が高くなる戦術が主流となっています。
高TH帯になるほど複数同時攻撃や範囲攻撃の防衛設備が増えるため、それらが最後に残った時点で詰みです。シングルITで焼かれた後にワンチャンがある装備程度に考えたほうがいいかもしれません。
バランス調整を過剰に意識するあまり、性能が 必要になることがない程度の装備 まで落ちていることが気になります。
いろいろと試しましたが、特別な理由がない限りは ヘビのブレスレット の強化をしないほうがいいという結論が出ました。
ラヴァルーン人形もそうですが、どちらの装備も使える場面が限定的な性能をしているため、鉱石に余裕がない人が考えなしに強化をするのはおすすめできません。
このようなことを書くと「チャレンジでは強かったから最強!!」という脳死極論ニキが出てくることがありますが、おままごと配置と実際の配置を比べないようにしましょう。
バランス調整で装備の強さが「いつ」変動するかわからないので、今は確実に使える装備を強化しておいた方がいいです。プロ環境やレジェンド環境などで流行した強さに対して、調整の巻き添えを食らうのは 中間TH帯であるTH12~14のユーザー なので、自分の戦術で使っている装備だけは強化しておいてください。
TH14~16に検証条件を下げなければ良さが見つけにくかったのも事実です。
![]() 環境 | ⇔ 外周 対立 | ![]() 新装備 | ← 可能性 ??? | ![]() 新兵器 |
スパイクボールとクエイクブーツの最強コンボが強力故に、地味なヘビのブレスレットの効果が弱く見えてしまうと思います。この装備は「必要な弱さと限られた使い道」によって、1つの運用方法が戦術として作られているのかもしれません。
現環境は投下兵舎が極端に強いため、これに置き換わる性能と新たな突破兵器の運用方法に関係する可能性を秘めています。(強いとは限らない)
アプデ前に書いている記事なので環境がどのように変わるか予想できませんが、ヘビのブレスレットが環境で使われている未来が検証の時点ではイメージできませんでした。
![]() | ![]() 世界的に不評な装備 |
過去の『性能と評価』の記事では、実装時にいくつかの可能性を書いてきました。
・「スパイクボールはクエイクブーツを中心部で使うと強い可能性」
・「マジックミラーはヒーラー人形と組み合わせると強い」
・「エレクトロブーツはインビジブルの呪文で削る」 … など
実装して間もないうちに使い方を検証することは大変ですが、今回は装備としてのパワーがないパッシブ効果なので装備して出すだけで目立った強さが少ないです。
2月のバランス調整を考慮したとしても運用方法が限定的であり、初心者が最初に手に入れるべきスーパーレア装備には選ばれないと考えています。
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絶対的な強さを持つ2体のヒーローですが、どちらも強力なヒーロー装備と完成された組み合わせがあります。
そんな状況下で「ラヴァルーン人形」に続き、負の連鎖といっても過言ではない性能の「ヘビのブレスレット」が実装されました。
どちらの装備も世界的に酷評され、鉱石を使わせない装備を意図的に作って調整している説がまことしやかに囁かれています。
あえて弱い装備を出すことで、バランス調整のヘイト管理をする高度な心理戦と思われるほど、悲しみをブレスレットにして腕に巻きつけながら爆誕されています。
![]() | 【アンケートについて】 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今後も性能と評価を記事を書くか検討するために実施しています。 感想などがありましたら、コメントしていただけると幸いです。 |
今回のスーパーレア装備は想像以上に性能が微妙ですからね…。
ロケットスピアは戦術的には強いですが、総合的にはエレクトロブーツに劣る部分もあります。鉱石を交換してエレクトロブーツにすべて使うこともできるのでイベント期間に注意しながら考えてみるのもいいと思います。